ヘアデッサンかくよ!

池田 僚太
西荻窪の美容室リビング
池田 僚太
2017.01.20

紙とペンがお友達。美容室Livingの池田です

 

学生時代は 暇を持て余して、いつもどこかに落書きばっかりしていました

そんな落書きでも、何年も続けていればなかなかどうして、見られるくらいになったんじゃあないかなと

 

デッサンはデッサンでも、今回はヘアデッサン!

 

そんな言葉があるのかどうかは謎です

 

僕の造語なんですが、髪の毛に重点を置いたデッサンということです

 

普段は鉛筆で一気に描いてしまうのですが、ヘアデッサンではシャーペンで髪の毛の一本一本を描いていきます

 


準備物!


 

僕はいつも

  1. シャーペン
  2. 4Bの鉛筆
  3. ノック式の消しゴム
  4. 綿棒
  5. 練り消し

この、5つで描いています

 

シャー芯のオススメは0.5ミリの濃さはBです

 

これよりも細いと遠目で見たときに線が細すぎて、きっと手首が腱鞘炎になります。(体験談)

 

濃さはBがいいです。

芯は濃くなるほど柔らかく、薄くなるほど硬くなります

つまりHBだと、やや硬い、薄いのです

 

かと言って2Bだと線が潰れて太くなってしまいます

 

と、個人的には思っております

 

ええ、あくまで個人の感想でございます

 

 

続いて鉛筆。

 

鉛筆はもう、4B一択です

鉛筆は描くというより、塗る感じです

 

筆圧によって薄くも濃くも出来ますし、綿棒でこすれば伸ばせます

 

あんまり線で描きたくない、唇などを塗るときに重宝します

 

綿棒は、ただぼかしようです。

なんでも良しです

黒だとどのくらい鉛筆の粉が乗っているかわからないのでそこは自己責任で

 

ノック型の消しゴムは、常に角で消しているような感覚です

 

細長いスティック状なのでメロンパンの皮、カステラのザラメ部分だけを取り出したような

消しゴムの角を贅沢に使えます。素晴らしく画期的なアイテムです

 

最後に、練り消し。

この子はもう粘土みたいにこねて遊んでも、ころころして消しゴムの かすを集めても良し

 

香り付きの練り消しを集めた小学生時代を思い出しますね

 

 

で。

使い方は、はっきり消したくないときにぼかしたり、押さえるだけでも絶妙な濃淡が出たりします

 

頑張ってこすってもうっすら線が残るので、下書きを残しつつ上から本線を入れていくことができます

 

間違えたらちゃんとした消しゴムを使いましょう。

 

 


1番描きやすいのはワンレンボブ!


 

IMG_0127

以前描いたワンレンボブはここからみられます

 

描くところと描かないところをはっきり分けています。

髪の毛は特に、光の当たり方を意識して、どこに天使の輪っかが出来ているかを見ながら描いていきます

 

上から下から線を描き始めて、天使の輪っかの所で交差するように進めていきます。

カットラインは綺麗に見えるように、根元側も密度が高いので暗く濃くたくさん線を描いていきます

もう、無心でひたすら描いていきましょう

濃いところから淡いところに線を引いていく時は、力を抜きながら描いていくと

good!

 

IMG_0123

 

後は、面ですね前髪の延長で頭の鉢周りを白く残しつつ、ひたすら書き込んでいきます

書けば書く程、艶やかな髪の毛になります

 

このワンレンボブのこだわりは何と言っても、切り込んだワイドバング!

目ヂカラ、二割り増し

 

今最近は切りっぱなしボブの女の子が街を闊歩している模様

切りそろえられたカットラインに、ついつい目が奪われる今日この頃です

 


お次は、ミディアム、くるんとワンカール


 

 

IMG_0125

 

全体のデッサンはここから見られます、ご一読を

 

今回はワンレンと違って、束感があり、毛先が揺れ動いていますね

 

先ほどよりも難易度高め、頭こんがらがります

いつも、どこから髪の毛が伸びていて、どこで収まっているのかを考えながら描かないといけないのが、とても難しいです

 

 

立体感を出すには、暗い毛束の隣は明るく、その隣は暗くと言うようにメリハリをつけることが大切です

ここで、決して線をボカさないように!

メリハリがなくなると、奥行きがなくなります。

奥行きがなくなると、ただのワンレンボブに、しかもなんだかボテッとしたかっこ悪い印象に

 

なので、そうなったら、毛先を消しゴムで、ハイライトを入れるように消しましょう

消しゴムで、白い線を引いていくイメージです

 

そこからはまた、毛束を意識して一本一本書き足していきます

 

根気のいる作業が続くけれども、被写体とにらめっこ

 

男の子は揺れるものに目がいくと言いますけれども、実際、その通りです。

 


 

ラスト!

ベリーショート!


 

IMG_0124

 

全体のデッサンはここから飛べます。

 

先の2つに比べて、圧倒的に描き辛い、です。個人的に

 

たっぷりレイヤーと毛束があり、もう、どこに何が生えているのか、頭おかしくなりますよ

 

それでも、毛の落ちる位置、毛先の束感、光の加減を考えて、なんとかかんとかここまで出来ました

3つ、何が違うんだと思うかもしれませんが、この絵を描き終わった後はつっかれました、それはもう、へとへとです

 

女性でここまで切り込んだベリーショートって、なんだか、

なんだか、かっこいいですよね

 

うん。いいです

 

 

やや長い文になってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうざいます

ヘアデッサンって、イメージをわかせて、本当にその作品を作れそうな気がしてきます

 

 


 

以前描いた、Living店長の愛犬、うみちゃん

もひとつおまけにベリーショートもブログにのっけてますので、気が向いたらのぞいて見てください

 

また色々描きます。

 

池田

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